Il-2 (航空機)
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Il-2(Ilyushin Il-2 イル2 / 露:Ил-2 イール・ドヴァー)は、ソ連のイリユーシン設計局が開発し、ソ連空軍などで運用された攻撃機(襲撃機)。
この項目では、ソ連の攻撃機について説明しています。生物の免疫系に関係するタンパク質については「インターロイキン-2」をご覧ください。 |
Il-2 / Ил-2
第二次世界大戦において、ソ連軍の主力対地攻撃機として使用された。各形式を合わせての総生産機数は36,163機で、これは軍用機史上最多である[注釈 1]。乗組員の中では大変人気があり、あるパイロットはこの航空機に捧げる歌を作曲した[4]。
なお、本機を指して「シュトゥルモヴィーク」という名称が用いられることがあるが、これを直訳するならば「襲撃機」であり、ソ連軍(ロシア軍)において「対地攻撃任務を主とする軍用機」を指す軍用航空機の区分である。しばしばIl-2が「シュトゥルモヴィーク」と呼称されるのは、本機がその中で最も有名であることから付いた通称であり、本来は本機を指す固有名称や愛称ではない。