ウラジミール・ジャンケレヴィッチ
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ウラジーミル・ジャンケレヴィッチ(Vladimir Jankélévitch フランス語: [ʒɑ̃kelevitʃ]、1903年8月31日 - 1985年6月6日[1])は、20世紀フランスの哲学者。
独特の思考を展開した、「分類できない哲学者」("Philosophe inclassable")。その思考の源泉は古代ギリシア(プラトン、アリストテレス、そして新プラトン主義のプロティノス)、教父哲学(アウグスティヌスほか)、モラリスト(グラシアンほか)、近代合理論哲学(スピノザ、ライプニッツ)、近代ドイツ哲学(シェリング、キェルケゴール、ニーチェ)、いわゆる「生の哲学」(ジンメル、ベルクソン)などをはじめ、極めて多様である。また、ドビュッシー論やラヴェル論などの音楽論でも著名。ピアノ演奏を好み、演奏の音源も残されている。