キューピッドの弓を取り上げるヴィーナス (ヴェロネーゼ)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『キューピッドの弓を取り上げるヴィーナス』(キューピッドのゆみをとりあげるヴィーナス、伊: Venere disarma Cupido, 英: Venus Disarming Cupid)は、イタリアのルネサンス期のヴェネツィア派の画家パオロ・ヴェロネーゼが1555年ごろに制作した絵画である。油彩。ギリシア神話の愛と美の女神アプロディテとエロス(ローマ神話のヴィーナスとキューピッド)を主題としている。ヴェロネーゼの同主題の作品はいくつか記録に残されているが現存しているものは少ない。本作品はそのうちの1つで、1990年にニューヨークのクリスティーズに登場するまでその存在はまったく知られていなかった。現在はマサチューセッツ州ウースターにあるウースター美術館(英語版)に所蔵されている[1][2][3]。またヴァリアントがローマのカーサ・ディ・リスパルモ(Cassa di Risparmo)に所蔵されている[4]。