キルトの袖をつけた男の肖像
ティツィアーノ・ヴェチェッリオによる絵画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『キルトの袖をつけた男の肖像』(キルトのそでをつけたおとこのしょうぞう、伊: Ritratto di uomo con maniche trapuntate, 英: Portrait of a Man with Quilted Sleeves)[2][3]、『青い袖の男』(英: he Man with the Blue Sleeve)[4]、あるいは単に『男の肖像』(おとこのしょうぞう、伊: Ritratto d'uomo, 英: Portrait of a Man)[5][6]は、イタリアのルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1510年ごろに制作した肖像画である。油彩。現在はロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている [1]。
概要 作者, 製作年 ...
イタリア語: Ritratto di uomo con maniche trapuntate 英語: Portrait of a Man with Quilted Sleeves | |
作者 | ティツィアーノ・ヴェチェッリオ |
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製作年 | 1510年ごろ[1] |
種類 | 油彩、キャンバス |
寸法 | 81.2 cm × 66.3 cm (32.0 in × 26.1 in) |
所蔵 | ナショナル・ギャラリー、ロンドン |
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絵画の質の高さは常に賞賛されてきたが、モデルの男性が誰であるかについては様々に議論されてきた。長い間、詩人ルドヴィーコ・アリオストの肖像画、その後は自画像と考えられたが、2017年以降、ナショナル・ギャラリーは『ジェローラモ(?)・バルバリーゴの肖像』(Portrait of Gerolamo (?) Barbarigo)としている[1]。後にこのポーズはアムステルダムで肖像画(またはその複製)を見たレンブラント・ファン・レインの2枚の自画像に借用された。肖像画はその後すぐにフランスを経由してイギリスに渡ったようである。1904年に目録番号 NG1944 としてナショナル・ギャラリーに収蔵され、2017年には第2展示室に展示された[1]。