スザンナと長老たち (ヴェロネーゼ、白の宮殿)
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『スザンナと長老たち』(スザンナとちょうろうたち、伊: Susanna e i vecchioni, 英: Susanna and the Elders)は、イタリアのルネサンス期のヴェネツィア派の画家パオロ・ヴェロネーゼが1580年ごろに制作した絵画である。油彩。『旧約聖書』の「ダニエル書」で語られているスザンナの物語を主題としている。ヴェロネーゼのいくつかある同主題の作例の1つで、ジェノヴァのドリア・コレクション(Doria collection)に所蔵されている『荒野で悔悛したマグダラのマリア』(Maria Maddalena penitente nel deserto)の対作品。現在はジェノヴァのストラーダ・ヌオーヴァ美術館(英語版)を構成する3つの宮殿の1つ、白の宮殿(英語版)に所蔵されている[1][2][3]。また本作品のヴァリアントがパリのルーヴル美術館に所蔵されているほか[1][3][4]、異なるバージョンが同じくジェノヴァのバンカ・カリジェ(英語版)[1]、マドリードのプラド美術館[1][3][5][6]、ウィーンの美術史美術館に所蔵されている[1][3][7][8]。