スペダリンゴ祭壇画
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『スペダリンゴ祭壇画』(スペダリンゴさいだんが、伊: Pala dello Spedalingo、英: Spedalingo Altarpiece)、または『オンニサンティ祭壇画』(オンニサンティさいだんが、英: Ognissanti Altarpiece)は、イタリア・マニエリスム期の画家ロッソ・フィオレンティーノが1518年に板上に油彩で制作した祭壇画である。フィレンツェのサンタ・マリア・ヌオーヴァ聖堂の付属病院(英語版)の「スぺダリンゴ (病院長)」であったレオナルド・ブオーナフェーデ(英語版)により委嘱され[1][2][3]、1518年1月30日に契約がなされた。この委嘱は、前年に亡くなり、ブオーナフェーデに財産を遺贈したカタルーニャ人の未亡人フランチェスカ・デ・リポイ (Francesca de Ripoi) を讃えるためのもので、彼女が埋葬されていたオンニサンティ教会(英語版)の洗礼者礼拝堂の祭壇上に設置するように意図されたものであった[1]。作品は、フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている[1][2][3]。