バロック建築
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バロック建築(バロックけんちく、Baroque Architecture)とは、イタリアに始まり、16~18世紀初頭にかけてヨーロッパ各国に広まった建築様式を指す(参照サイト:いい部屋ネット https://www.eheya.net/terms/detail/1551/)(参照サイト:東建コーポレーション https://www.token.co.jp/estate/useful/archipedia/word.php?jid=00016&wid=30159&wdid=01
)。
動的で劇的な様式であり(参照書籍:宮下規久郎「世界歴史の旅 イタリア・バロック―美術と建築」山川出版社、2006年、p6)、凹凸の特徴、うねる局面、過剰な装飾、光と影の演出、中心軸の強調、空間的抑揚がバロック建築の特徴である(参考書籍:「新装版 図説 西洋建築の歴史」佐藤達生、河出書房新社、2022年、p72)。建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めた様々な芸術活動によって空間を構成し、複雑さや多様性を示すことを特徴とする。特に内部空間の複雑な構成は、他の建築様式とは際立った特色となっている。
バロックの語源はポルトガル語のBarocco(歪んだ真珠)といわれ、元々は一部に見られるグロテスクなまでに装飾過剰で大仰な建築に対する蔑称であったが、のちに広く17・18世紀の美術・建築に見られる傾向を指す様式概念として用いられるようになった。