ヴュルツブルクのレジデンツ
ドイツの宮殿 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ヴュルツブルクのレジデンツ(独:Würzburger Residenz)は、ドイツのヴュルツブルクにある領主司教の宮殿。18世紀にバルタザール・ノイマンによる設計バロック建築様式を代表する、ヨーロッパでも屈指の宮殿である[1]。
概要 ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場(ドイツ), 英名 ...
| |||
---|---|---|---|
英名 | Würzburg Residence with the Court Gardens and Residence Square | ||
仏名 | Résidence de Wurtzbourg avec les jardins de la Cour et la place de la Résidence | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (1), (4) | ||
登録年 | 1981年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
使用方法・表示 |
閉じる
建物内には様々な部屋があるが、中でも有名なのは「階段の間」であり、柱の無い広大な吹き抜けに、画家ティエポロの描いた、世界で一番大きいフレスコ天井一枚画がある。この吹き抜けは、当時としては常識外れの設計で、「設計ミス」「絶対に崩れる」などと酷評されたが、砲術の技官でもあったノイマンは「砲弾を打ち込まれても崩れない」と反論した。事実、第二次世界大戦の空襲でここだけ天井が残った。その頑丈さの理由として、建材に軽くて丈夫で耐火性がある凝灰岩を使ったことが挙げられる。また、レジデンツの裏にはホーフ庭園が広がる。