ムーサー山 (モロッコ)
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ムーサー山(ムーサーさん)またはジェベル・ムーサー(アラビア語: جبل موسى、スペイン語: Monte Musa、ベルベル語:Adrar Musa)はモロッコの最北端にある山であり、ジブラルタル海峡に面している。高さは851メートルで[1]、「ヘラクレスの柱」の1つと見なされることもある[2]。
概要 ムーサー山, 標高 ...
ムーサー山 | |
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スペイン側から望むジブラルタル海峡とムーサー山 | |
標高 | 851 [1] m |
所在地 | モロッコ タンジェ=テトゥアン=アル・ホセイマ地方メディック・フニデク県 |
位置 | 北緯35度53分52秒 西経5度24分38秒 |
プロジェクト 山 | |
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山麓の沿岸帯はウミガメ、猛禽類とスズメ目の鳥類および哺乳類の重要な中継地で、いくつかの種類の魚類の産卵場でもある。海域には宝石サンゴのベニサンゴ(英語版)(Corallium rubrum)やムチヤギ科(英語版)のEllisella paraplexauroides(英語版)などの絶滅危惧種の花虫類が生息しており、陸上ではStauracanthus boivinii(スペイン語版)、Rupicapnos africana(スウェーデン語版)などの固有種の植物が生え、バーバリーマカクなどの哺乳類が生息している。2019年にラムサール条約登録湿地となった[3]。