メロエ文字
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メロエ文字(メロエもじ、英語:Meroitic script)は、古代エジプトの神聖象形文字と民衆文字に起源を持つ音素文字である。
概要 メロエ文字, 類型: ...
メロエ文字 | |
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神聖象形体と草書体(民衆体)のメロエ文字 | |
類型: | アブギダ |
言語: |
メロエ語(en) おそらく古ヌビア語(en) |
時期: | 紀元前200年頃-紀元後600年頃 |
親の文字体系: |
エジプトヒエログリフ
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子の文字体系: | 古ヌビア文字 |
Unicode範囲: |
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ISO 15924 コード: | Mero |
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。 | |
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メロエ 前3世紀 |
カナダ先住民 1840年 |
注音 1913年 |
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メロエ文字は、メロエ王国において、少なくとも紀元前200年頃まで、メロエ語を書き記すのに使用されていた。またおそらく、後継者である諸ヌビア王国で古ヌビア語を記すのに使用された。メロエ語は後に、アンシャル体のギリシア語アルファベットで書き記され、このとき、三つの古メロエ象形文字が表記に追加された。
基本的に音素文字であるので、メロエ文字はエジプト神聖象形文字と比べて、かなりに異なる使われ方をされた。ある学者、例えばハールマン(Haarmann)は、メロエ文字が、その他の点でギリシア文字とは違う働きを持っているにもかかわらず、主として母音用の文字を備えていることより、この文字の発達にギリシア文字が影響を及ぼしたと信じている。