千歳型水上機母艦
ウィキペディア フリーな encyclopedia
千歳型水上機母艦(ちとせがたすいじょうきぼかん)は、日本海軍の水上機母艦の艦型。同型艦に「千歳」「千代田」があり、1943年に二隻とも航空母艦へ改装された。
概要 千歳型水上機母艦, 基本情報 ...
千歳型水上機母艦 | |
---|---|
昭和13(1938)年7月、佐多岬沖にて全力公試にあたる水上機母艦「千歳」。タービン用の前方煙突からの煤煙に比べ、ディーゼル用の後部煙突からの煤煙が濃いのがわかる。[3] | |
基本情報 | |
種別 | 水上機母艦 |
運用者 | 大日本帝国海軍 |
同型艦 | 千歳、千代田 |
次級 | 瑞穂 |
要目 (「千代田」竣工時[4]) | |
基準排水量 | 11,023英トン |
公試排水量 |
千歳 12,550トン[5] 千代田 12,550トン[4] または12,650トン[5] |
満載排水量 | 11,023トン |
全長 | 192.50m |
水線長 | 183.9m[注釈 1] |
垂線間長 | 174.00m[6] |
水線幅 | 18.80m |
深さ | 14.0m |
吃水 | 7.21m(公試状態[6]) |
ボイラー | ロ号艦本式缶(空気余熱器付)x4基[7] |
主機 |
艦本式タービン(高低圧)x2基[7] +艦本式11号10型ディーゼルx2基[7] (フルカン・ギア接続)[8] |
推進器 |
2軸x290rpm[7] 直径4.000m、ピッチ3.900m[7] |
出力 | 56,800馬力 |
速力 | 29.0ノット |
航続距離 | 8,000海里/16ノット |
燃料 | 重油:1,600トン |
搭載能力 |
補給用重油:2,750トン 爆弾:60kgx260個、30kgx480個 軽質油:200トン |
乗員 | 竣工時定員:699名[9] |
兵装 |
40口径12.7cm連装高角砲x2基4門 25mm連装機銃x6基 |
搭載機 |
計画 九五式水上偵察機常用x24機、補用x4機 呉式二号五型射出機x4基[10] リフト(7x11.2m) |
搭載艇 | 11m内火艇x2隻、(推定)12m内火ランチx2隻、8m発動機付ランチx2隻、9m救命艇x2隻、(推定)6m通船x1隻[注釈 2] |
その他 | クレーン:40トンx2基、20トンx2基[11]、4トンx3基、計7基[注釈 3] |
甲標的母艦時の要目は#甲標的母艦を参照。 | |
テンプレートを表示 |
閉じる
航空母艦改装後については「千歳型航空母艦」を参照。