叙事詩的映画
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叙事詩的映画(じょじしてきえいが、英語: Epic film)は、壮大なスケールで人間ドラマを描くことに重きをおく映画のジャンルである。歴史映画や冒険映画といった類似したジャンルとの違いは、本ジャンルが他ジャンルに比して大局的な視野をもつという点である。映画史に名を刻むことが期待される程の高い製作価値、賞賛される作曲家による圧倒的な音楽スコア、集客力のあるスター、巨大なセットと膨大なエキストラによる全体的効果をもつ映画作品であることが多く、その代償として、最高級の製作費を必要とする。当然の事ながら発表される作品は超大作が中心である。叙事詩から派生した映画ジャンルであり、歴史的事件、英雄伝、神話・伝承を語る長篇の韻文である叙事詩[1]との共通点を持つ。