天の川の誕生
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『天の川の誕生』(あまのがわのたんじょう)あるいは『天の川の起源』(あまのがわのきげん、蘭: De geboorte van de Melkweg, 西: El nacimiento de la Vía Láctea, 英: The Birth of the Milky Way)は、バロック期のフランドルの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスが1636年から1638年に制作した絵画である。油彩。天の川の誕生にまつわるギリシア神話の英雄ヘラクレスと女神ヘラ(ローマ神話のユノ)のエピソードを主題としている。ルーベンスの最晩年を代表する神話画の1つで、スペイン国王フェリペ4世の発注により、エル・パルド山中に建設された狩猟館トゥーレ・デ・ラ・パラーダ(英語版)を装飾するために制作された。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。またブリュッセルのベルギー王立美術館に本作品の油彩による準備習作が所蔵されている[5][6]。