太った男性の肖像
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『太った男性の肖像』(ふとっただんせいのしょうぞう、独: Bildnis eines feisten Mannes、 西: Retrato de un hombre robusto、 英: Portrait of a Fat Man)、または『ロベール・ド・マミーヌの肖像』 (ロベール・ド・マミーヌのしょうぞう、独: Bildnis des Robert de Masmines、 西: Retrato de Robert de Masmines、 英: Portrait of Robert de Masmines)は、初期フランドル派の画家ロベルト・カンピンに帰属される2点のほぼ同じ作品の名称である。両作とも1425年ごろ、板上に油彩で描かれており、それぞれ絵画館 (ベルリン) とマドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館に所蔵されている[1][2]。
概要 作者, 製作年 ...
ドイツ語: Bildnis eines feisten Mannes 英語: Portrait of a Fat Man | |
作者 | ロベルト・カンピン |
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製作年 | 1425年ごろ |
種類 | オーク板上に油彩 |
寸法 | 31.5 cm × 20,3 cm (12.4 in × 80 in) |
所蔵 | 絵画館 (ベルリン) |
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概要 作者, 製作年 ...
スペイン語: Retrato de un hombre robusto. Robert de Masmines (?) 英語: Portrait of a Fat Man | |
作者 | ロベルト・カンピン |
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製作年 | 1425年ごろ |
種類 | 板上に油彩 |
寸法 | 35.4 cm × 23.7 cm (13.9 in × 9.3 in) |
所蔵 | ティッセン=ボルネミッサ美術館、マドリード |
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マドリードにある作品は、1957年までベルギーの個人コレクションに所蔵され、広く知られていなかった。ベルリンとマドリードの作品は、1961年にナショナル・ギャラリー (ロンドン) で初めて並べて展示された[2]。両作は同様の質で同じ手になるものと考えられ、どちらかが工房の作品であるとは思えない。しかしながら、初期の名高い画家の手になる2点のほぼ同じ作品の存在は、依頼、制作年、来歴に関して美術史家たちを虜にしてきた。