活性化誘導シチジンデアミナーゼ
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活性化誘導シチジンデアミナーゼ(かっせいかゆうどうシチジンデアミナーゼ、Activation-Induced (Cytidine) Deaminase、AID)は、DNA中のシチジン基からアミノ基を取り除く(脱アミノ)、24 kDaの酵素である。
AIDは現在、二次抗体多様化のマスター制御因子であると考えられている。AIDがその開始に関与しているのは、3つに分かれた免疫グロブリン(Ig)多様化プロセス、体細胞超変異(SHM)、クラススイッチ組換え(CSR)、遺伝子変換(GC)である。
AIDは一本鎖DNA上でアクティブになることがin vitroで示されており[1]、また、その脱アミノ活性を発揮するには活性転写を必要とすることが示されている。 シス因子の関与は疑われており、AID活性は、AID活性への関与が知られる他のゲノム領域よりも免疫グロブリン"可変"領域中で数段強くなっている。これは、人工的なレポーター遺伝子構造とゲノムに統合されてきた導入遺伝子(トランスジーン)からも真である。