瞽女
日本の盲目の女性芸能者 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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瞽女(ごぜ)は、目明きの手引きに連れられて、三味線を携えて僻陬の村々を唄をもって渡り歩いた[1]日本の女性の盲人芸能者[2]を意味する歴史的名称。その名は「盲御前(めくらごぜん)」など、中世以降の貴族などに仕える女性の敬称である「御前」に由来する説と[3][2]、中国王朝の宮廷に務めた盲目の音楽家である「瞽師」や「瞽官」の読みから転じた「瞽女(こじょ)」に由来する説がある[4]。
近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に北陸地方などを転々としながら三味線、ときには胡弓を弾き唄い、門付巡業を主として生業とした旅芸人である[注 3]。女盲目(おんなめくら)と呼ばれる場合もある[5]。時にやむなく売春をおこなうこともあった[6][7]。