美しい星 (小説)
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『美しい星』(うつくしいほし)は、三島由紀夫の長編小説。三島文学の中では異色のSF的な空飛ぶ円盤や宇宙人を取り入れた作品で、執筆当時の東西冷戦時代の核兵器による人類滅亡の不安・世界終末観を背景に、宇宙的観点から見た人間の物語を描いている[1][2]。読みどころとなっている作中後半の、人類滅亡を願う宇宙人と、滅亡の危機を救おうとする宇宙人との論戦は[3]、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の「大審問官」の章を意識していたことが、三島の創作ノートに記されている[4]。三島自身が非常に愛着を持っていた小説でもある[5]。
概要 美しい星, 訳題 ...
美しい星 | |
---|---|
訳題 | Beautiful Star |
作者 | 三島由紀夫 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 | 『新潮』1962年1月号-11月号 |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1962年10月20日 |
装幀 | 永井一正 |
総ページ数 | 298 |
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