聖ペテロの解放 (ラファエロ)
ラファエロ・サンティによる壁画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『聖ペテロの解放』(せいペテロのかいほう、伊: Liberazione di san Pietro、英: Deliverance of Saint Peter)は、イタリア・盛期ルネサンスの巨匠ラファエロ・サンティが描いたフレスコ画である[1]。ローマ教皇ユリウス2世は、現在、ヴァチカン宮殿の「ラファエロの間」として知られる部屋をフレスコ画で装飾するようラファエロに委嘱したが、本作はその一部として1513-1514年に制作された。『神殿から追放されるヘリオドロス』にちなみ、「へリオドロスの間」と呼ばれる部屋にあり、窓の上に描かれている。絵画は、『新約聖書』中の「使徒言行録」(12:5-12) に記述されているように、聖ペテロが天使によってアグリッパ1世の牢獄から解放された様子を表している[2][3][4][5][6]。