聖ラウレンティウスの殉教 (ティツィアーノ)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『聖ラウレンティウスの殉教』(せいラウレンティウスのじゅんきょう、伊: Martirio di san Lorenzo、英: he Martyrdom of Saint Lawrence)は、イタリア盛期ルネサンスのヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1548-1559年ごろにキャンバス上に油彩で制作した絵画で、初期キリスト教の助祭であった聖ラウレンティウスの殉教を描いている[1]。現在、ヴェネツィアのジェズィーティ教会(英語版)に所蔵されている[1]。作品に非常に感銘を受けたフェリペ2世 (スペイン王) は、1567年にエル・エスコリアル修道院のためにティツィアーノに2番目のヴァージョンを委嘱した[2][3]。