謙譲の聖母 (マソリーノ)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『謙譲の聖母』(けんじょうのせいぼ、英: Madonna of Humility)、または『聖母子』(せいぼし、独: Maria mit Kind)は、国際ゴシック様式のイタリアの画家マソリーノによる1435年ごろの絵画で、ポプラ板上にテンペラと金で描かれている[1][2]。画面には「授乳の聖母(英語版)」と「三位一体」が表されているが、これは、神であり人間であるというイエス・キリストの二重の本質を表現したものである[1]。作品は、1826年以前にルートヴィヒ1世 (バイエルン王) に取得され、現在はミュンヘンのアルテ・ピナコテークに所蔵されている[1][2]。