議会共和制
議院内閣制の下で運営される共和国の種類 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
議会共和制(英語: parliamentary republic)とは、議院内閣制の下に施行される共和政であり、そこから行政府(政府)は正当性を得る一方、立法府(議会)に対する説明責任を負っている。議会共和制には幾つかの変化形がある。その大半には政府の長と国家元首との明確な区別があり、立憲君主制と同様に政府の長が実権を握っている[1][2]。ただし一部の国の国家元首には、その国が議会共和制か立憲君主制であるかに関わらず、その裁量による「留保権」が与えられており、一連の政治過程での党に属さぬ「審判員」役を務め、その国の憲法が守られるのを保障するようにしている。 国家元首と政府の長の役割を統合させて大統領制のようであるが、議会の権限に依拠するものもある(議会統治制)。
上記の最初の場合は行政府の形式が、政府の長と国家元首を分ける半大統領制やその他とは異なっており、首相(またはプレミア)を議会の信任にかけて任期が柔軟である一方、国家元首は議会に依拠することがなく行政権の大部分を政府の長に委任している。