貢の銭 (ティツィアーノ)
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『貢の銭』(みつぎのぜに、伊: La moneta del tributo, 独: Der Zinsgroschen, 英: The Tribute Money)は、イタリアの盛期ルネサンスのヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1516年に制作した絵画である。油彩。初期の代表作の1つで、主題は『新約聖書』の福音書で言及されている、パリサイ人がイエス・キリストを罠にかけようとした際にキリストが「カエサルのものはカエサルに」と述べた「貢の銭」のエピソードから取られている。発注者はフェラーラ公爵アルフォンソ1世・デステで、おそらく美術史上このシーンを描いた最も初期の作品であるとともに、アルフォンソ1世にとって個人的に重要な意味を持つ主題であったと考えられている。現在はドレスデンのアルテ・マイスター絵画館に所蔵されている[1][2][3][4][5]。
概要 作者, 製作年 ...
イタリア語: La moneta del tributo 英語: The Tribute Money | |
作者 | ティツィアーノ・ヴェチェッリオ |
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製作年 | 1516年[1] |
種類 | 油彩、板 |
寸法 | 75 cm × 56 cm (30 in × 22 in) |
所蔵 | アルテ・マイスター絵画館、ドレスデン |
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