国勢調査
人口及び世帯に関する各種属性のデータを調べる全数調査 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、国勢調査一般について説明しています。日本の国勢調査については「国勢調査 (日本)」をご覧ください。 |
国勢調査(こくせいちょうさ[1]、英: Census、中: 人口普查)は、ある時点における人口および、その性別や年齢、配偶の関係、就業の状態や世帯の構成といった人口および世帯に関する各種属性のデータを調べる「全数調査」。国勢調査の統計は、人口統計の中で静態統計に分類される。
世界の諸国における国勢調査の実施状況については、国際連合統計部(United Nations Statistics Division)が調査しており、「2010年世界人口・住宅センサス計画」(The 2010 World Population and Housing Census Programme)に詳細が掲載されている。日本語による解説としては、雑誌「統計」(日本統計協会)(平成21年10月号〜平成22年6月号)に連載の「世界の国勢調査」がある。
なお、国勢調査は外来語としてセンサスとも言われる。「センサス(英: Census)」とは、古代ローマにおいて行われていたケンソル(監察官)による市民登録のための資産調査(ケンスス)に由来する[2]。より一般的な意味では、母集団(調査対象全体の集団)の全数を調査するもの、すなわち「全数調査」を意味する語として用いられ、母集団のうちの一部を抽出して調査する「標本調査」と対比される概念である。人口および世帯に関する全数調査としての国勢調査のことを厳密に英語で表現する場合には、"Population Census"または"Population and Housing Census"と呼ばれる。